間伐材利用
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NPO法人ふじ山森の会は、間伐材のうち建材にならない木の部分や、搬出費用が
捻出できずに仕方なく放置されてしまっている木々などを
薪へと加工し、薪ストーブやキャンプファイヤー・バーベキューなどでの利用を推進しています。
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間伐が遅れている森林は災害に弱い。間伐とは間引きをすることです。
木は成長にしたがい
天空に向けて大きく枝を伸ばし、葉を茂らせます。
茂った枝や葉は、太陽の光をさえぎり、大地にまで届きにくいものにしてしまいます。
地球温暖化の原因である二酸化酸素の吸収能力も
衰え森林本来の機能の低下が著しく現れてきます。
ひょろりとした木が密集した森林では、太陽の光が届かず下草も生えないために
雨が降るたびに表土が流れ出し、
木の根や岩などが露出しやすくなります。
すると、川には土砂が流れ込みやすくなり(森が地面を維持できなくなって)、
土石流などにみられる災害が起きやすい森林になってしまいます。
森林=環境に良い場というイメージが多くの人にはあると思いますが、実際のところ
間伐を行っていない森林では、『自然環境に悪い影響を与える森林』になってしまうのが現状なのです。
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ふじ山森の会では、さまざまな理由で放置されてしまっている間伐材を回収し、
森林整備のお手伝いをしています。
この事業は、国土緑化機構による助成金によって賄われています。
みなさんの『緑の基金』の募金が、森林の環境保全に役立っています。
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1日の回収で、ボランティアさんの協力で
放置されている間伐材を運び出します。
森林より運び出された間伐材は、
静岡県富士宮市村山にある『みんなの広場』に集められます。
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運ばれた木々は、会員さんたちの協力で
薪へ加工されます。
この薪を使って、バーベキューをしたり、キャンプファイヤーをしたり、
薪ストーブで使ったり…ふじ山森の会は、さまざまなシーンで間伐材を有効利用しています。
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